お伝えしたい『葬儀の知識』

2019.04.30

四華花(しかばな)

四華花(しかばな)

仏式葬儀の時に祭壇を荘厳(お飾り)する道具として

 

・三具足

・四華花(しかばな)

・樒(しきみ)

・六灯

・春日灯篭

・蓮花

・鈴(りん)

・前机(まえづくえ)

 

正式には上記のものがあげられます。

 

本尊は葬具ではありません。

 

本来は僧侶が持参するか、寺から都度借用するか、

 

あるいは仏壇の本尊を用いました。

 

 

しかし,今では仏式で葬儀が行われる場合

 

本尊を葬祭業者が用意しておくことが多くなっているのが現状です。

 

 

今回は、四華花(しかばな)に関してご説明をさせていただきます。

 

 

お釈迦様の最後の説法は”沙羅双樹”のもとで行われたと言われています。

 

 

沙羅双樹

 

 

最後の説法の後、お釈迦様は涅槃(ねはん:悟りの境地)へ入られました。

 

 

お釈迦様が亡くなった時

 

沙羅双樹が悲しみ白変してお釈迦様を覆ったという故事にちなんで

 

「故人が涅槃に入った事を表す」

 

近親者が「悲しみを表す」と言われています。

 

 

本来は白い紙の横に細かく切れ目を入れて細い棒、あるいは竹串に螺旋状に巻きつけた葬具の一種です。

 

 

四華花

 

 

今では葬祭業者が用意することがほとんどです。

 

 

日本古来の風習にご遺体を埋葬した後、四隅に御幣(ごへい)をたてていました。

 

お棺の四隅に4本たてたことから四華と呼ばれる説もあります。

 

 

葬送儀礼(葬儀)の文化は常に変化しています。

 

ご遺影の周りに白い花、故人様に送る「花言葉」をもったお花を飾る、本来の四華花の意味合いをなしているように思います。

 

 

Books

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