株式会社 SAKURA
代表取締役 近藤卓司
1964年東京都生まれ。中央大学卒業後、大手証券会社に入社。母方の実家が葬儀社であったことから大手互助会に転職。主に大型葬儀、社葬、合同葬を担当する。その中で音楽葬に出会い、独自の音楽葬スタイルの研究を開始。音楽葬を世に広めるべく、家族葬専門葬儀社を経て、株式会社 SAKURAに転職。2012年、EBOにより代表取締役に就任。音楽葬プランを立ち上げるとともに、日本のおもてなしの原点である茶道を取り入れ、葬儀プランをすべて見直し現在にいたる。2016年「わたしの葬式心得」幻冬舎より書籍出版。
私たちさくら葬祭が大切にしているこだわりの一つに「音楽葬」がございます。葬儀での演奏を専門とするプロの演奏家による生演奏です。音楽葬というと新しいお葬式のスタイルとお感じになられる方もいらっしゃいますが、お葬式の歴史を古代まで遡ると、土葬したお墓の前で故人を弔うために一晩中舞を踊ったと言われています。いわば音楽葬はお葬式の「原点」であったとも言えます。音楽葬は、決して奇をてらったもの、新しいものではありません。
音楽にはその場の空気や雰囲気を作る大きな力があります。故人を弔うための音楽は、お葬式に関わる人全ての人の魂に届き、いつまでも皆様の胸の内に残ります。プロの演奏家によるタイミングや間、音量など、音の全てが適材適所で考えられた音楽は、決してCDでは出すことの出来ない要素が生演奏にはあります。
ご相談に来られたお客さまとお話をさせていただいていると、お一人おひとりが、お葬式に対して潜在的なご要望を必ずお持ちになっていることが分かります。
まだ言葉になっていない想いを出来るだけ汲み取って、形にして差し上げることが重要だと考えています。
「お葬式はこうあるべき」という固定概念をお持ちのお客さまが多くいらっしゃいますが、私たちとの対話を通して「こういう送り方もあるのか」「こういうこともやっていいのか」という気づきを感じていただけること。そして「こんなお葬式にしたい」というお葬式への期待感、わくわく感を抱いていただけるよう努めています。
お葬式とは、故人の方が輝いていた時間を皆が思い、再びお葬式という舞台で輝いてもらいたいという想いを実現することができる機会だと考えます。当然、初めはお葬式に対して不安がいっぱいで、音楽をどう決めればいいのかなど、それどころではないとお思いでしょう。そのような心の余裕をお作りしてあげることも、私たちの大切な仕事の一つだと思っております。お葬式には皆さんが思っているよりも、もっと広い世界があるということをお伝えしたいと考えています。
私たちが大切にするもう一つのこだわりでもある「茶道」の心にも、お葬式と共通するものがあると考えています。例えば礼儀作法であったり、道具を揃える位置であったり、全ての要素に意味があります。お花の高さでも1mm違うだけで全く空間が変わります。その積み重ねによって空間の良し悪しが決まる。まさに茶道が日本の総合芸術と言われている所以でもあります。私にとってサービスとは「ホスピタリティを仕組み化したもの」と定義しています。言ってみればサービスそのものは誰にでも提供できるものです。大切なのはその「質」だと考えます。この担当者が、この葬儀社が施行するからこの空間ができる。決して高価な棺やお花を揃えることだけが良質な葬儀というわけではありません。
当たり前のことの積み重ねが、ホスピタリティの無限の可能性を生み出します。そしてサービスは常に進化しなくてはいけない。常にお客さまの「一歩前」に行かなくてはいけないと考えます。これを会社全体で維持し続けていくことこそがさくら葬祭の考えるお葬式の品質につながると考えています。
「お葬式の主役は故人様」という言葉を巷ではよく耳にしますが、お葬式の主役は故人だけではありません。ご家族であったり、参列される身内の方などお葬式に関わる全ての人が主役でなければならないと考えます。故人様への想い。それをどう形にするのか、みんなで共有するのかが非常に重要だと考えます。
本当の葬儀社というのは、実際に目に見えるものだけではなく、目に見えないものを形にして共有できる力を持つ葬儀社です。亡くなられた故人が、どんな人生を歩んでこらえたのか、どんな人たちと関わりがあったのか、何が好きだったのか・・等、短い時間で想いを巡らせ、その方の人生の背景を再構築して、お葬式の形としてご提案させていただき実行する。参列者の皆様、スタッフ一同が心を一つに共有できることこそが何よりも重要だと考えます。
ですから、ご相談いただくお客さまには、不安や心配ごとも含めて、思っていることを気兼ねなくお話いただきたいですね。必ずお力になれることがあると思います。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。
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