音楽葬

2015.10.14

弦楽四重奏はなぜ音楽葬に向かないのか

弦楽四重奏はなぜ音楽葬に向かないのか

音楽部大澤です。

 

音楽葬といってまず皆さんが思い浮かべるのは弦楽四重奏ではないでしょうか。

言葉の響きもなんとなくかっこよくて、見た目も絵になっています。

 

しかし、葬儀において弦楽四重奏は大変不向きな楽器編成なのです。

 

葬儀はコンサートではありません。

会葬者の入場、導入の言葉、黙祷、故人略歴紹介、お別れの言葉、献奏、献花、喪主挨拶、お別れ、出棺と いろいろなシーンの連続で成り立っているセレモニーです。

シーンごとに曲や音量を変えて、その場にもっともふさわしいスタイルで演奏しなければなりません。そして、それぞれのシーンはよどみなく流れていかなければなりません。

 

弦楽四重奏だとどのようになるでしょうか。

このアンサンブルは四人で演奏してはじめて音楽として成り立つ編成です。

葬儀の連続したシーンを演奏するとなると、一つひとつのシーンで立ち止まっては、「ハイ、1、2、3」ということを繰り返さなければなりません。

曲と曲のあいだを何かの音でつないでいくのは、この編成では不可能なのです。

言葉が聞こえるほどに音量を控えることとも難しいことです。

 

さらに、毎回内容が異なる葬儀演奏は、臨機応変さが求められます。

シーンの流れを作り牽引する、曲をストップさせる、曲をスタートさせる、弱く演奏する。

これらを瞬時に判断して実行に移すのは、弦楽四重奏では難しいことがおわかりいただけるのではないでしょうか。

 

 

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