音楽葬

2022.11.02

音楽葬〜ストーリーを作ること

音楽葬〜ストーリーを作ること

さくら葬祭の音楽葬は、生演奏であることにこだわり、他社には絶対に真似のできない本物の演奏で唯一無二のお葬式を作り上げてきました。

 

しかしそれ以前に、お葬式のコンセプトとストーリーを何よりも大切にしています。どのような式にしたいのか、コンセプトがしっかりしていないと、たったひとつのお葬式を作り上げることができないからです。

 

お葬式はマニュアルで進むようなものではありません。心のこもったお葬式にするために、コンセプトとストーリーがいかに大切か、そしてさくら葬祭の音楽葬には欠かせないチームワークについてお話ししたいと思います。

 

【音楽葬のコンセプトとストーリー】

 

音楽葬では、コンセプトとストーリーを作ることが大事であると、近藤は常々言っています。こちらのブログでも、何度もお伝えしてきている大切なことです。

 

コンセプトとストーリーがあるお葬式は、ご家族の想いが参列された方に伝わり、その場にいる人みんなで「今この瞬間を大切にしたい」という想いを共有することができます。葬儀会場全体が、故人様を見送ることへの一体感に包まれます。

お葬式のコンセプトとは、わかりやすくいいますと、「お葬式の形」です。

 

“だれのためのお葬式かが決まってくれば、どのようなお葬式でなければならないかも、自ずと決まってきます。このように決まってくるお葬式の形を私たちは葬儀のコンセプトと呼んでいます。

お葬式のコンセプトとは、いくつかあるお葬式の役割の中で、社会的な役割を果たす最後の場である事を考えると、あなたのお葬式はどうあるべきかという判断から生まれてくるものです。あなた自身のためでいいのか。あるいは遺族のためという部分を強く意識した方がいいのか。それとも会社や公的な組織のためなのか。この点をまずはっきりさせることによって、あなたにふさわしいお葬式のコンセプトが固まってくるのです。”

わたしの葬式心得(弊社代表 近藤卓司著)より(こちらから)

 

コンセプトはお葬式の根幹をなすものであり、これが決まらなければストーリーを作ることもできません。軸となる考え方がしっかりしていないとバラバラなお葬式になってしまいます。

 

お葬式は誰のものなのか。単なる宗教儀式として儀礼的に行うのはなく、葬送の原点に立ち返って考えることから、私たちの音楽葬は始まります。

 

その人のお人柄が偲ばれるような音楽葬にするにはどのような曲が適しているか。もちろん、ご家族のご意向もお聞きします。たとえば、思い出の曲、好きだった曲など具体的なリクエストがあればそれも盛り込んでいきます。

 

しかしプロである以上、お客様に全ての曲を決めていただくようなやぼなことはいたしません。それでは、私たちがサポートする意味がないでしょう。

 

ご家族との打ち合わせの中からヒントを拾い、パズルを組み立てるようにしながら、理想の音楽葬のスタイルを作り上げていきます。

 

「どんなお葬式にしたいのか」というコンセプトからずれないようにしてくことが何よりも大切です。

 

そしてそのパズルが葬儀の日に合体することで、その人だけのストーリーが出来上がるのです。

 

【さくら葬祭のチームワーク】

 

さくら葬祭の音楽葬はCDを流すのではなく、すべて一流の奏者による生演奏です。デュオ、トリオなど複数の奏者が携わることが多いですから、チームワークが何よりも大切です。

 

楽器の演奏が最高のものであることは当然ですし、それぞれの奏者の呼吸がピッタリとあっていなければ、コンセプトに沿った最高のお葬式にはなりません。

 

奏者はお葬式のコンセプトを理解し、ときにはアドリブなどを入れながらその場にふさわしい音楽を奏でる、これこそがさくら葬祭にしかできない音楽葬です。

 

【唯一無二のお葬式にするために】

 

私たちが目指しているのは、プロフェッショナルのチームワークで作り上げる唯一無二のお葬式であり、ご家族のグリーフケアにもなる音楽葬です。

 

ひとつとして同じお葬式はありません。故人様ひとりひとりに大切な人生の歩みがあります。ですから、お葬式が同じものになるはずがないのです。

 

お葬式当日、事前に仕込みを入れずにアドリブが入れられるのは、プロフェッショナルなチームがあってこそ。協力できるメンバーがいることで、さくら葬祭のお葬式は成り立っています。

 

昨今は、なにかとマニュアル化、仕組み化することが良いとされる傾向です。確かに、仕事の一部はマニュアルがあった方が便利なこともあります。誰がやっても同じ結果になるような仕事であれば、仕組みも必要でしょう。

 

しかし、お葬式はそうではありません。ひとつひとつ違うものであり、マニュアルに頼らない対応ができるチームがあってこそ唯一無二のお葬式が実現できるのです。

さくら葬祭代表の近藤は、長年培ってきたこの経験が、同業他社との圧倒的な差になるといいます。

お葬式に再現性があってはならないと私たちは考えます。ひとつひとつのお葬式の体験から紡ぎ出されるお葬式は、その人だけの、たったひとつのお葬式となり得るのです。

Books

私の葬式心得

本書は、自分を「おくられ上手」に、また家族を「おくり上手」にする一冊として、これからの「理想的なお葬式」のあり方を提案していきます。
株式会社SAKURA 代表取締役 近藤卓司著「わたしの葬式心得」幻冬舎出版より発売中です。アマゾンで好評価5つ星。

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