さくら葬祭の取り組み

2023.08.09

音楽部マネージャーの仕事

音楽部マネージャーの仕事

今回は音楽部マネージャーの仕事についてお話しします。

さくら葬祭といえば音楽葬です。さくら葬祭では、外部に演奏を委託するのではなく、自社の中に音楽部があり、音楽大学を卒業した一流の演奏者がその役割を担っています。その統括をするのが音楽部マネージャーです。

音楽部のマネージャーがどのような仕事をしているのか、お客様に唯一無二のお葬式を提供するために行なっていることなど、音楽葬に対する私たちの「心」についてお伝えしようと思います。

【おもてなしの基本は「茶の湯の心」】

私たちは、すべてのお客様に特別な「おもてなし」を提供いたします。これがさくら葬祭の信念、ミッションでもあります。

そして、大切にしている「茶の湯の心」を追求し続けます。

なぜ茶の湯なのか。それは茶道が単なるお茶を飲む行為ではなく、心で行うものだからです。たとえば、千利休が説いた「利休七則(りきゅうしちそく)」には、そのおもてなしの心がよく表れています。

「茶は服のよきように、炭は湯の沸くように、夏は涼しく冬は暖かに、花は野にあるように、刻限は早めに、降らずとも雨の用意、相客に心せよ。」

ものごとの本質を見極め、お互いを尊重しあう心を持つこと。そして、相手の気持ちを考えることの大切さを説いたこの言葉は、おもてなしの奥深さを表していると思います。

その「茶の湯の心」を常に意識するためにも、私は事務所でスタッフにお茶を点てています。

【+αを探すのがプロの音楽マネージャーとしての仕事】

音楽葬を執り行うにあたって、こんな曲を演奏してほしいというリクエストもあれば、お任せでということもあります。

いずれにしても、お客様がなぜその曲を演奏したいと思ったのか、どのような式にしたいと思っているのか、お話を伺いながら潜在的な要望を自然に引き出すことが何よりも大事だと考えています。

それが、+αです。常にアンテナを貼り、お客様のお話から琴線に響く+αを追い求めること、それこそが音楽マネージャーの仕事の根幹を成すものです。

音楽マネージャーの仕事について、マニュアルを作ればある程度は誰でも仕事をこなせるでしょう。しかし、それによって大切な+αは失われてしまいます。

+αというものは唯一無二であり、決して画一的なものではありません。故人様の人生が唯一無二であったように、その+αも同じものはひとつとしてないのです。

ですから、唯一無二の+αを常に意識し、探し続けることがプロの音楽マネージャーの仕事だと考えています。

【スタッフへの心遣いも忘れないことが大事】

最後にもう一つ、音楽部マネージャーとして、とても大切な心得があります。

それは、スタッフへの気遣い、心遣いです。お客様への気遣いは当然のこととして、ベストな式を作り上げるために、仲間同士への気遣いを最も大切にしています。

まず、音楽部マネージャーの立ち位置ですが、裏方として音楽葬を支える役割があります。

音楽葬の担当者は司会進行を兼務する場合が多いので、マネージャーが機能することにより担当者兼司会者は十二分な接客が可能となります。

お葬式の当日に、マネージャーとしてお客様の前に出ることはあまりありませんが、スムーズな進行をサポートする重要な役割を担っているのです。

また、セレモニー奏者が常にベストな演奏ができるように、奏者への「もてなし」も心がけています。

さくら葬祭の音楽葬は生演奏ですから、やり直しが効きません。何度も演奏をこなしてきているプロの演奏者といえども、緊張しますし、常に新しい気持ちで取り組んでいます。

セレモニー奏者がリラックスして、自分の力を十二分に発揮できるようにサポートするのも、音楽マネージャーの重要な仕事です。

たとえば、シンセサイザーは必ず前日にチェックしますし、会場にシンセサイザーなどの機材を搬入し、シンセサイザーの設置なども音楽マネージャーが行います。

会場までセレモニー奏者の送迎も音楽マネージャーの大切な仕事です。

お通夜・お葬式の会場では、セレモニー奏者の位置も確認し、セレモニー奏者と一緒にプログラム(式次第)の確認も行いながら、準備を進めていきます。

【セレモニースタッフの一員として】

ときにはメモリアルスクリーンで最前線に位置し、お客様の前に立つこともあります。お客様からのご依頼でお式を撮影することもあります。

式が終了すると、セレモニー奏者とともに機材の片付けを手伝います。

つまり音楽マネージャーは、楽器や会場の準備、セレモニー奏者のサポートなど多岐にわたる仕事を行う、セレモニースタッフの一員でもあるということです。

【今後も音楽葬を追求していきます】

さくら葬祭音楽部マネージャー・森本智秋は、10年間、音楽葬の研究を社長と進めています。

CDを流すだけの音楽葬ではなく、残されたご家族様のグリーフケアになるような本物の音楽葬を作り上げていきます。それは他社には真似できない、さくら葬祭の強みです。

そして、音楽マネージャーとしての多岐にわたる業務を「茶の湯の心」を大切に執り行っていきます。

音楽葬について知りたいことがあれば、ぜひなんでもご相談ください。

Books

私の葬式心得

本書は、自分を「おくられ上手」に、また家族を「おくり上手」にする一冊として、これからの「理想的なお葬式」のあり方を提案していきます。
株式会社SAKURA 代表取締役 近藤卓司著「わたしの葬式心得」幻冬舎出版より発売中です。アマゾンで好評価5つ星。

ご葬儀のご相談は24時間365日

0120-81-4444