音楽葬

2022.10.20

奏儀(そうぎ)~さくら葬祭のオリジナル葬儀のご提案

奏儀(そうぎ)~さくら葬祭のオリジナル葬儀のご提案

今回は、さくら葬祭オリジナルの葬儀、「奏儀(そうぎ)」についてお話しいたします。音楽奏といえばさくら葬祭です。生演奏の力で、これまで数々のお見送りをお手伝いしてきました。

しかし、お葬式というとやはり仏式が一般的です。自由なお葬式も良いけれど、お坊さんにお経をあげてもらいたいという人も多いでしょう。

それならば、旧来の儀式と新しい形のお葬式を合わせてできれば良いのではないか。ニーズに合わせて生まれたのが、オリジナル葬儀「奏儀(そうぎ)」です。こんなときこそ、既存の概念に囚われないさくら葬祭の本領が発揮できるというものです。

 

【さくら葬祭オリジナル・奏儀(そうぎ)】

「奏儀(そうぎ)」は、読んで字のごとく「奏でるお葬式」です。音楽葬との違いは、音楽の生演奏だけでなく、仏教式のお葬式と融合したスタイルであるということです。

基本的な仏教式のお葬式のスタイルを中心に、音楽という自由なスタイルを取り入れたい方にご好評をいただいております。

 

【自由なお葬式ができあがるまで】

あるとき、お打ち合わせで訪れたお宅で、「あれ?ここ以前やりましたよね?」ということがありました。

偶然にも、喪主様のお隣のお宅が同級生の方で、その方がさくら葬祭のお客さまだったのです。

以前、そのお宅でお葬式を執り行ったときに喪主様がいたく感動され、それがご縁で今回ご依頼をいただいたのでした。

 

◎故人様の意思が大切だけれど…

喪主様は、悩まれていました。故人様のエンディングノートが残されており、ご家族として信仰されている宗教はあったのですが、ご自分のお葬式の時にはそういったものは必要ないとのご意志が残されておりました。

しかし喪主様は、故人様のご意志通りの直葬では忍びないと考えておられたのです。

できるだけその意思に沿いたいけれど、きちんとしたお見送りもしたいと思われていました。

私たちとしては、故人様だけでなくご家族の気持ちも大切です。見送るご家族の気持ちが前に向くようにしなくてはなりません。そこでご提案したのが、奏儀(そうぎ)です。

 

◎音楽と仏式の融合

ご家族の中にはご高齢の方もいらっしゃいましたので、お寺もお呼びしたいというお気持ちがあります。しかし、故人様は宗教は必要ないとおっしゃっている。

そこで、ご家族と故人様の意思を尊重し、仏式に音楽を加える、自由な形式のお葬式をご提案しました。普通の葬儀社ではご提案できない、まさにさくら葬祭の真骨頂である、三方よしのお葬式をご提案できたと思っております。

法名や戒名はいらないとのご意志がありましたが、音楽と仏教が見事に融合したお葬式になりました。

音楽葬 奏儀(そうぎ)

音楽と仏式の融合 奏儀(そうぎ)

◎満足度の高いお葬式をご提案できます

今回は、祭壇の前の棺を縦置きにして、故人様のお顔が見えやすくするなどの工夫もしておりました。

これは、単に奇をてらっているのではなく、できるだけ故人様の顔がきれいに見えるよう、そして参列された方の一体感を大切にするためのものでした。参列された方の人数が少ない場合には、このような方法を取ることもあるということです。

どうすれば、その方にとっての最適なお葬式がご提案できるのか。常識に囚われていてはできないことです。

葬送儀礼の文化を理解し、その大切さも踏まえたうえで、形式にとらわれない自由なお葬式をご提案できる、それこそがお客様の満足度をあげることにつながると考えています。

 

◎お客様の言葉が励みになります

今回は、車椅子をご利用の高齢の奥様から、「ほんとうに素敵なお葬式をありがとうございました。」と頭を何度も下げられました。

「本当にいいお葬式を」とおっしゃってくれて、むしろ私たちの方がありがたい気持ちでいっぱいです。

このようなお言葉をいただけることが私たちの喜びであり、今後の励みにもなります。満足いただけるご提案ができて、本当に良かったと思っています。

【奏儀(そうぎ)はこんなふうに進んでいきます】

奏儀(そうぎ)は、一人一人に合わせたご提案ができるお葬式のスタイルですから、同じお葬式はふたつとありません。

どのような式になるのか、一つの例を簡単にご紹介いたします。つい先日、横浜で執り行われた奏儀(そうぎ)です。

式が始まる前、前奏はバイオリンでの「エリーゼのために」でスタートしました。続いて、導師の入場、開式、お焼香と進んでいきます。

引導作法が終了すると、献奏から告別式へと移ります。この時の献奏曲は「リベルタンゴ」でした。

ウィスキーのCMでも使われていた曲なので、耳にしたことのある方は多いと思います。「リベルタ(自由)」と「タンゴ」を組み合わせた造語で、「自由なタンゴ」を意味する曲名通り、これまでの「タンゴは踊るための曲」という既成概念から解き放たれた、「聴くためのタンゴ」。

自由な人生を送られた方に相応しい曲でした。

続いて、初七日の法要へと移行します。この時の献奏曲は「Fly Me to the Moon」でした。言わずと知れた名曲ですね。

導師の退席、お別れの言葉と続き、最後は「ありがとう」という曲で締めくくりました。とても和やかな式になりました。

献奏の曲は、リクエストをいただくこともありますし、ご家族との打ち合わせの中でこちらからご提案することもございます。

どのような式にしたいのか、表にある要望をお聞きすることはもちろん、まだご本人も気づいていないであろう潜在的な要望を引き出すことが最も重要だと考えています。

こんな式にしたい。こんなふうに見送りたい。その気持ちを選曲に反映させることが、私たちの使命です。

さくら葬祭にお願いしてよかった。そう思っていただけるよう、これからも精進してまいります。

Books

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本書は、自分を「おくられ上手」に、また家族を「おくり上手」にする一冊として、これからの「理想的なお葬式」のあり方を提案していきます。
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