著書:わたしの葬式『心得手帳』

2016.05.02

お葬式の打ち合わせ11 挨拶、献杯等の決定

お葬式の打ち合わせ11 挨拶、献杯等の決定

お葬式を執り行う意味のひとつに、「社会的役割」があります。

 

お葬式の「社会的役割」とは

 

・社会にその人の死を通知する

 

・関係者が集まってその人の死を確認する

 

・役所に死亡届を提出する

 

・戸籍から抹消する

 

・相続手続き

 

上記の事項となります。

 

今回の記事では、お葬式の「社会的役割」の中から

“挨拶”等に関することをお伝えします。

 

 

お葬式の挨拶には

 

・お通夜のお礼のあいさつ

 

・通夜ぶるまいの案内

 

・通夜ぶるまいの終わりのあいさつ

 

・出棺時のあいさつ

 

・精進落とし(お斉)前のあいさつ

 

・精進落とし(お斉)後のあいさつ

 

上記の“挨拶”があります。

 

お葬式のコンセプトや形式(スタイル)により、

 

「すべての挨拶をしなければならない」ということではありません。

 

また、喪主や施主が「すべての挨拶をしなければならない」

 

ということでもありません。

 

大切なことは、お葬式のコンセプトや形式(スタイル)に則り

 

「挨拶の種類」を決めておく。

 

「誰が」挨拶をするかを決めておく。

 

ということなのです。

 

また、挨拶とは異なりますが

 

・献杯

 

・弔辞

 

・お別れの言葉

 

※宗旨・宗派により呼び方は異なります。

 

なども前もって依頼しておかれるのが好ましいでしょう。

 

さて、お葬式の「社会的役割」を考えると、挨拶は

 

通夜、葬儀・告別式時だけではないのです。

 

・病院・看護師へのお礼

 

・会社や学校への連絡

 

・寺院への連絡

 

・近所への連絡とあいさつ

 

・知人への連絡

 

その他に

 

・世話役へのお願い

 

・寺院に費用(お布施金額)を尋ねる

 

・枕経のために僧侶が到着した時のあいさつ

 

・弔問客が訪れた時のお礼

 

・香典をいただいた時の対応

 

・読経が終わった時の僧侶へのお礼

 

などがあります。

 

それぞれの挨拶に関する「文例」などは

 

「葬儀マナーの実際」で後述いたします。

 

お葬式の「社会的役割」を考慮すると、

 

本記事のように、「様々な挨拶」があることがお分かりいただけたでしょうか。

 

 

お葬式の「社会的役割」を理解し、実行することは

 

「故人の尊厳を守る」ことの一つになるのです。

 

 

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