著書:わたしの葬式『心得手帳』

2016.03.06

お葬式の打ち合わせ 1-1日時の決定

お葬式の打ち合わせ 1-1日時の決定

お葬式の日時を決定するのにあたり、「必ず確認しなければならないこと」があります。

 

菩提寺がある方は、「お寺の都合」をお伺いすることです。

 

葬儀社と日時の打ち合わせをする前に、「お寺の都合」は必ず確認することが必要となります。

 

「お寺さんには葬儀屋さんが、連絡してくれるのですよね?」と、お客様に尋ねられることが多々あります。

 

菩提寺であれば、『お寺への最初の一報』は喪主またはご家族、あるいはお寺と親しくされている親戚の方がされるのが筋道となります。

 

それでは実際に「どのように確認」すれば良いのでしょうか?

 

    1. 「檀家の○○です」と、檀家であること、住所(住まわれている地域)、名前を伝える。
    2. 「○○が逝去しました(亡くなりました)」と、亡くなった方の名前と、連絡をされた方と故人の関係を伝える。
    3. お通夜・葬儀の依頼をする。
    4. お寺の都合を伺う。

特に、4.「お寺の都合を伺う」ことは重要なポイントです。

 

菩提寺の場合は、「お寺の都合」が最優先となります。

 

ご家族と葬儀社が葬儀会場、火葬場等の「空き状況」から、先行して予約をしても司式者である菩提寺の都合が悪ければ始まらないからなのです。

 

多少の理不尽があったとしても「お寺の都合」が最優先となります。

 

菩提寺とは代々のお付き合い、次の世代とのお付き合いがあります。

 

直近では納骨(四十九日)、一回忌・・・。となります。

 

あくまでも「お伺いする姿勢」が必要になります。

 

ここで悪い例をあげてみます。

 

「○月○日 ○時から通夜、○月○日 ○時から葬儀に決まりましたのでお願いします」

 

模範例をあげてみます。

 

「お通夜、葬儀の日時に関してですが、ご都合はいかがでしょうか?」

 

となります。

 

繰り返しになりますが、「お伺いする姿勢」が必要になります。

 

「お寺の都合」が最優先となるのです。

 

菩提寺がいない方に関してはその限りではありません。

 

また、菩提寺が遠方で出向けない場合もあります。

 

そのような時でも、「菩提寺からの紹介のお寺」がお越しになられるケースがあるので、「お寺の都合」を確認します。

 

菩提寺がある方は、日頃からの「お寺とのコミュニケーション」が大切になります。

 

 

Books

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