終活と在宅医療

2016.04.10

故人からの手紙

故人からの手紙

長く辛い3年間をよく頑張ったと思います。

 

抗がん剤の副作用は、想像以上でした。

 

それでも最後まで、頑張って来られたのは、皆さんのお力添えがあったからだと思います。

 

53年間、仲良くしていただいた方々には、感謝の気持ちで一杯です。

 

ありがとうございました。

 

 

奥様(故人)と喪主(ご主人)が二人で書いた「最後の手紙」の文末です。

 

3年前に発病、治療に専念し病気と闘うことを二人で約束されました。

 

ご主人は仕事も辞めて奥様とともに病気と闘いました。

 

想像を絶する「覚悟」の中での闘病生活であったことかと思います。

 

世間で言う「終活」なんて甘いものではなかったと思います。

 

葬儀社をあらかじめ決めておく、などの余裕などはありません。

 

夢であるならば覚めてほしい。

 

そんな思いの数々をご夫婦で乗り越えられた末の、二人の手紙であったに違いない。

 

ご主人の親友からさくら葬祭を紹介されたとのことで、ご依頼いただきました。

 

そして、私は喪主であるご主人から手紙を託されました。

 

「近藤さん、この手紙を式の中で読んでください」

奥様(故人)とご主人(喪主)は私より一つ上なだけです。

 

生きてこられた時代も一緒です。

 

「終活」などと一言で片づけられるものではありません。

 

我々葬儀社が出来ることは「二人の想い出」を永遠のものにするお手伝い、微力ながらも今後のご家族を支え、力づけをするお手伝いしかないのです。

 

ご主人(喪主)と私は、先輩と後輩の関係で今でもお付き合いをしています。

 

代表取締役  近藤 卓司

 

 

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