さくら葬祭の取り組み
2024.03.28
お客様から良いお葬式だったと感謝されることは、プロの葬儀社として当然のことです。
しかし本物のプロは、感謝ではなく感動を提供することが大切だと代表の近藤はいいます。
今回は、この近藤イズムを継承した担当者の話です。
さくら葬祭といえば音楽葬ですが、ただ生演奏をするだけでなく、仏式の葬儀と音楽葬を組み合わせた葬儀を執り行うことも可能です。
故人様が安らかに成仏できるよう僧侶にお経をあげてもらいたい、その上で故人様が好きだった曲で見送りたいというご希望を、どちらも叶えることもできるのが私たちの強みです。
これができる葬儀社は、さくら葬祭しかないと自負しております。
なぜなら、音楽葬と仏式葬儀を組み合わせるには、音楽葬という文化についてだけでなく、仏葬という日本古来の葬送儀礼について行動に落とせるほど深く理解していなければならないからです。
日本で行われるお葬式は9割以上が仏式だといわれるほど、当たり前になっている仏式葬儀ですが、さまざまな宗派がありますから、その宗派ごとにお葬式の意味や作法に違いがあります。
それらの宗派による仏式の違いを熟知した上で、生演奏という現代的なお見送りのアレンジができる。さくら葬祭だからこそできるお葬式なのです。
仏式葬儀に生演奏もご希望のお客様がいらっしゃいました。7名だけの小さな家族葬です。
ご自宅でのお打ち合わせの際、故人様のお部屋には吉田拓郎さんの書籍やCDがありました。しかし、弊社の担当者はそれを見ても、吉田拓郎さんの曲を演奏してはどうか?などと提案することはなく、そのときはあえて何も言いませんでした。
通常は、お客様が葬儀で演奏する曲を選ばれます。クラシックからジャズ、ポップスまで幅広いジャンルの曲に対応可能ですから、故人様がお好きだった曲をリクエストされる方も多いです。しかし今回のお客様は生演奏で癒されれば良いということで、特に演奏する曲に希望はありませんでした。
そのような場合はこちらで演奏する曲を選定いたしますが、ただ曲を選ぶだけではなく、演奏のアレンジについても考えるのが私たちの仕事です。生演奏は、式が始まってから終わるまで、どのようなタイミングでどのような曲を演奏するのか、そのボリュームの強弱なども含め、参列された方の心に寄り添うものでなくてはなりません。
その日担当者は機転をきかして、故人様のお見送りの際に吉田拓郎さんの曲を演奏するように奏者に伝えていましたので、頃合いの良いタイミングでゆっくりと静かに故人様がお好きだった曲が流れました。
式がつつがなく終わり、担当者が廊下で親戚のご年配の方とすれ違いました。軽く会釈をして通ろうとしたとき、
「あの…! さっきのさ、吉田拓郎の歌。あれさ…感動したっていったら、なんか違うかもしれないけれど、いや…やっぱり感動したよ。ありがとう」
と声をかけてくださったのです。
これが、近藤のいう「感動」です。
近藤は日頃から、感謝を言われるのはプロとして当たり前のこと。その次のことを考え、感謝を昇華させて、「感動」と言ってもらえるような式を施行しなければならないといっています。
担当者がまさに近藤の言葉を実現した日でもありました。やり直しがきかないお葬式という仕事において、お客様に感動していただけたことは葬儀スタッフにとって何よりの喜びです。
担当者からその日報告を受けた近藤は、イズムが継承されていることに安堵するとともに、嬉しい報告となりました。
さくら葬祭の音楽葬は、単にCDをかけるだけのお葬式ではなく、一流の奏者による生演奏でお見送りをします。
故人様が愛した曲、故人様との思い出の曲など、幅広いジャンルからリクエストしていただけます。
ただ、大変難しいところなのですが、お客様がリクエストされる曲が必ずしも葬儀の流れに寄り添うものであるとも限らないのです。そのため、さりげない形でより適した演奏となるように、お客様に寄り添いながらサポートさせていただくこともございます。
今回ご紹介したお話のように、特にリクエストをいただいていなくても、こちらで曲を選定して演奏することも可能です。
さくら葬祭は、葬儀の大小にかかわらず、おひとりお一人のご葬儀に全力で対応してまいります。
一般的なお通夜・告別式といった形のご葬儀から、家族葬や火葬式など小さなお葬式にも対応しています。
今回のように従来の仏式葬儀と音楽葬を組み合わせるなど、臨機応変に、おひとりおひとりにあったお葬式を作り上げてまいります。
お客様にとってご葬儀が少しでも納得のいくものになること。それがひいては故人へのもっとも大切なご供養になると考えるからです。
葬儀についての資料を
ご送付いたします。