母への想い

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町田駅前にある浄運寺会館での一般葬のお手伝い。
日蓮宗菩提寺導師を中心とした式でした。 故人(女性)はシャンソンをこよなく愛されていました。
通夜時は導師入場前にシンセサイザーソロで「愛の賛歌」の献奏を・・・
告別式は時間を2時間とりました。

選曲は
・カノン
・枯葉
・パリの散歩道

そしてブラームスの「ホルン三重奏曲 変ホ長調 作品40 第3楽章」
この曲はブラームスという作曲家が自分の母親が亡くなった際に書いた葬送の曲です。

冒頭、シンセサイザーが葬送を告げるラッパを鳴らし曲が始まります。

そして、それぞれの楽器が静かに死者との思い出を話し出します。

中盤、ヴァイオリンのメロディーですべてが無となり 息が止まった後、故人の御霊を送ります。

ホルントリオが完成したのと同時期にブラームスの母親が亡くなり
当初出来上がっていた3楽章と差し替え、この曲が完成しました。
終楽章を書き終えた後にほかの楽章を変える事は音楽史史上でも異例であり
また全楽章の中でこの楽章だけが異質です。
ブラームスがこの曲をあえて単体で発表せず
ホルントリオの中に入れた深い意味や意思は、計り知れません。

ブラームスは標題音楽が大嫌いだったと言われています。
そのブラームスがここまではっきりと
ストーリー性のある標題音楽を書いたこと自体異例だと言えます。
それこそが、母への強い想いの表れなのではないでしょうか。

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