音楽葬

2021.10.30

心の琴線に触れる音楽葬~心が一つになった瞬間

心の琴線に触れる音楽葬~心が一つになった瞬間

こんにちは。

さくら葬祭営業事務担当の浪江と申します。

私の仕事は営業事務なのですが、ときにはお葬式のお手伝いとして現場に出ることもあります。

 

今回は、横浜市北部斎場で執り行われた音楽葬のお手伝いをした時のお話です。

 

実際の音楽葬の様子やその場に立ち会った私の感想をまとめました。音楽葬ってどんなもの?と気になっている方の参考になれば幸いです。

この日の奏者はシンセサイザーとバイオリンのデュオでした。

司会進行はさくら葬祭代表取締役の近藤です。代表は最近、スタッフ育成の考えもあり司会進行を回避してきましたが、この日は天の声に促されたのでしょうか、お葬式の担当者と司会進行を兼任することとなりました。

と申しますのも、社長は茶道をはじめとして、華道、日本舞踊などさまざまな方面の方と広く交際をされています。

今回のお葬式の主役である故人様は日舞の先生でした。生前、お叱りを受けたことも多々あったようです。

そのご縁から、自ら大役を買って出られたのです。

通夜式はリクエスト曲を中心に執り行われました。さくら葬祭の音楽葬はただCDを流すのではなく、生演奏が最大の特長ですので、基本的にはどのような曲でもリクエストがあれば演奏が可能です。

その場の雰囲気に馴染むようなアレンジをしながら、臨機応変に演奏できるのがさくら葬祭の音楽葬の魅力でもあります。

今回の通夜式では、お式の終わりを告げる曲として「パリの散歩道」が献奏されました。

「パリの散歩道」は、北アイルランド出身のギタリスト、ゲイリー・ムーアの曲ですが、羽生結弦選手がショートプログラムで使用した曲としても知られています。
そして、彼は金メダルをとりました。故人様の人生に金メダルを、との想いがあるようです。

この曲、実は7年前に音楽葬で献奏させていただいた曲なのです。

今回、ご参列された方の中に、当時の喪主様がいらっしゃいました。そして、今回の音楽葬の喪主様とは、親友の間柄でした。

お二方から、「パリの散歩道を今一度聴きたい」というご要望がございましたので、お式の終わりを告げる曲として演奏させていただいたのです。

私は今回の曲選びのエピソードで、音楽(生演奏)の持つ力を実感いたしました。

音楽葬は、ただ音楽を演奏することが目的なのではありません。故人様の歩んでこられた道のりに思いを馳せ、参列された方それぞれが思い思いの方法で故人様を偲ぶことができるような時間を演出することも音楽の役割です。

そして今回のように、1つの曲を通し、時を超えて故人様を思う気持ちがつながり合う。これこそが、音楽(生演奏)の持つ力だと思います。

開式前の黙とう

開式前の黙とう

故人様が大好きだった曲、家族との思い出の曲などを音楽葬で演奏することによって、故人様の思い出は5年、10年経っても色鮮やかに人々の心の中に生き続けるのです。その曲を聞けば、いつでも故人様を偲ぶことができる。人の心を癒すだけでなく、参列した方々の心をつなぐ力も持っているのがさくら葬祭の音楽葬、献奏の素晴らしさなのです。

今回も、参列された皆様方のお心がひとつになった瞬間を感じました。その場に立ち会えたことを本当に光栄に思います。

日をまたぎ、告別式はフルートとバイオリンのデュオでした。

開式前の黙祷を行い、いよいよ告別式の開始です。告別式は故人様へのレクイエム、クラシック曲を中心に執り行われました。

選曲は社長がご家族から託されました

さくら葬祭の音楽葬は、ご家族のリクエスト曲を中心に曲を決めていくこともございますが、何を演奏すれば良いかわからないという方も多くいらっしゃいます。

特にお葬式という非日常の出来事に接し、何をどうしたらいいかわからないと混乱されている方も多く、そのような時は選曲をこちらにお任せいただくことももちろん可能です。お葬式らしく落ち着いたクラシックの曲でも良いですし、歌謡曲、ポップスまで楽譜のある曲でしたら大抵の曲は対応できる一流奏者ばかりですので、選曲で迷ったときでも安心してお任せいただけます。

この日はフルート、バイオリンの美しい音色が式場内を包み込み、和やかに式が進行していきました。

そして最後のお別れ、ご出棺となります。

最後のお別れの準備の時にはご出棺の曲を確認しますが、この日は「君が代」でした。

今年2021年は、東京2020が開催されましたね。開会式でMISIAが君が代を熱唱したのは記憶に新しいところだと思います。

「君が代」は、日本の国歌ではありますが、こういった大切なセレモニーの時に演奏される曲です。この心に染み込む曲は、お別れの時に故人の人生がいかに素晴らしかったかと、お見送りする方の心に届いて欲しい。そんな意味合いもあったかと思います。日本に生まれて人生を全うした故人をお見送りする献奏曲としてふさわしいものと考えます。

皆様とのお別れの時間ですので、式場から出て行かれる方々の後にバイオリン奏者も続き、献奏しながら最後尾に続きます。

バイオリン奏者も献奏しながら葬列の最後尾に続きます

バイオリン奏者も献奏しながら葬列の最後尾に続きます

そして皆様をお見送りしながら、バイオリンの音色が式場内にいつまでも美しく響いておりました。

まさに、心の琴線に触れる献奏でした。参列者の方がいなくなった式場内には、余韻だけが残っていました。

私はその余韻に引き込まれるように、演奏者の姿を後ろから見守っておりました。

この式から1週間が経過した今でも、「パリの散歩道」と「君が代」の音色が私の脳内を支配しています。

時間が経ってもその時の光景をありありと思い浮かべることができるさくら葬祭の音楽葬、そして音楽(生演奏)の持つ力を心から実感しています。

この音楽の力をぜひ皆様にも感じていただきたいと思っています。

Books

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