音楽葬

2021.10.12

なぜ、さくら葬祭が音楽奏者を選ぶのか

なぜ、さくら葬祭が音楽奏者を選ぶのか

さくら葬祭では、一流の奏者による生演奏により、皆様の心に残る数々の音楽葬を執り行ってまいりました。

なぜ私たちが、選び抜かれた奏者による生演奏にこだわり、音楽事務所に「外注」をしないのか、本日はその理由について説明したいと思います

 

【音楽葬における生演奏の価値とは?】

多くの葬儀社では、音楽葬といいながらCDを流すだけだったり、もしくは音楽事務所から奏者を派遣してもらい、お葬式でよく演奏されるポピュラーな曲をただ演奏するだけというパターンが多いものです。

さくら葬祭の代表・近藤は、それでは「献奏」という考えに反すると思っています。

献奏とは、元々は神仏の前で音楽を演奏して奉納するというものでした。「神楽」などがその例です。現在では、亡くなった人の冥福を祈り、霊前で曲を演奏することも含みます。

家族の思いものせて、故人様の新たな旅立ちのときに演奏する音楽が、CDで良いのでしょうか?

また、音楽の質だけではなく、演奏者の質も問われるでしょう。

故人を偲び、思い出に浸る時間に演奏されるものですから、たとえば親族の目の前をジーパン姿で大きな楽器を運び入れながら「どこへ行けばいいんですか?」などと安易に聞いてしまうようなマナーに反した態度は献奏に相応しくありません。

このような心持ちで会場に入られては、それがダイレクトに演奏に反映されてしまいます。音楽には心が乗るのです。マナーの大切さがわかっていない人の演奏が聞いている人の心に響く演奏になるはずがありません。

また、ただ曲を弾けば音楽葬になるのではありません。タイミングも関係なく、ご家族の心の機微を大切にできないのも、献奏とはいえないでしょう。

そのような「ただの演奏」では、音楽葬の意味がなくなってしまいます。

ひいては、音楽葬の演奏の品質にも影響するのです。

演奏するだけでは音楽葬とはいえないということがお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

【プロ集団が作り上げる最高の音楽葬】

音楽葬が満足のいくものになるかどうかは、セレモニーアテンダントと呼ばれる奏者側の責任だけでなく、葬儀全体のマネジメントを行う葬祭ディレクターの責任でもあります。

最高の音楽葬を作り上げるためには、高度な演奏だけでなく、音楽葬の葬祭ディレクターがその曲を選んだ意味や演奏のタイミングなど細かなところまで説明することが必要です。

ただ、殆どの葬祭ディレクター、葬儀会社は、その工程の多さに対応出来ないことや、複雑な工程の機微がわからず、結果的に避ける傾向にあるようです。それで安易に外注や派遣に依存シてしまうのだと思います。ですが、それでは本来の音楽葬の「音からお悔やみを伝える献奏」にはなりません。さくら葬祭では音楽部を設置し、スキルの高い一流奏者ばかりを揃えているので、最終的な細かな調整まで全員が心を一つにして音楽葬と向き合うことができるのです。

音楽葬は、ただ演奏する場ではありません。参列されている方が気づかないほど細かな心遣いまでしないと良い空間、葬送儀礼のサービスは成り立たないと考えています。

 

【一流奏者だからこそ質の高い式が実現できる】

音楽葬は、音楽の質が良ければ良い式になるのかというと、そうではありません。

音楽の質が高いのは当たり前です。念入りなリハーサルをする時間もなく、楽譜が不完全なこともありますが、それに対応できるだけの力がなくてはセレモニーレディは務まりません。

そしてさらに必要なのは、式に臨む心持ち、そして先ほどもお話ししたマナーです。

「セレモニー奏者の心得」として、以下のようなことを事前に共有していただいています。

音楽葬はご家族や参列してくださった方々と一緒に作り上げていくものなのだということ、そして音楽葬の意味を深く理解しているしっかりした人格の奏者と連携していきますので、いつでも安心して音楽葬に取り組めるのです。

お葬式を執り行うのだからそんなこと当たり前ではないか?と思われるかもしれませんが、「音楽」だけに焦点を当ててしまうとこの大切な心得の部分が疎かになる場合があります。

会場に入った瞬間から、奏者の仕事は始まっています。

音楽葬で演奏する人は、奏者として一流であることはもちろんのこと、いちスタッフとしての心構えが身に付いていなければ式全体の完成度に影響が出てしまうのです。

ですからさくら葬祭では自社で音楽部を持ち、この心構えの部分から丁寧に指導を重ね、素晴らしい演奏に反映できるようにしてきたのです。

身だしなみを整える、立居振る舞い、言葉遣いなどに細心の注意を払い、短期間でご家族とディレクターが作り上げてきたご葬儀の骨組みを理解し、それを崩すことなく行動できる奏者が真の一流奏者です。

さくら葬祭の奏者は、
・お客様の心に寄り添える
・お客様の一歩下がって演奏をする臨機応援な気遣いが出来る
・演奏者の前に、音楽葬の意味を理解出来ている

このような奏者ばかりです。

そして全体を取り仕切る葬祭ディレクターにとって、プロのセレモニー奏者のマネジメントや日々のスタッフ教育も大切な業務の一つです。

お葬式の全てを心得ているマネージャーがいて、一流の奏者と連携していくことによって、唯一無二の音楽葬を作り上げています。

 

Books

私の葬式心得

本書は、自分を「おくられ上手」に、また家族を「おくり上手」にする一冊として、これからの「理想的なお葬式」のあり方を提案していきます。
株式会社SAKURA 代表取締役 近藤卓司著「わたしの葬式心得」幻冬舎出版より発売中です。アマゾンで好評価5つ星。

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